1. はじめに
ノマドワークという働き方が一般化した今、世界各地を移動しながら仕事をする“デジタルノマド”が増え続けています。
その中でも、アジアは物価の安さ、食文化の豊かさ、ビザ制度の柔軟さから、世界中のノマドワーカーにとって魅力的な拠点となっています。
今回は、2025年現在で特に人気を集めているアジアのノマド向け都市ランキングTOP5を、実際の体験談やビザ制度、生活コストなどの観点からご紹介します。
2. 第1位：バンコク（タイ）
バンコクは、東南アジアにおけるノマドの聖地ともいえる存在です。高速インターネット、快適なコワーキングスペース、そしてグルメと交通の利便性が高く、長期滞在にも適しています。
- 生活費の目安：月10〜15万円程度
- ノマド環境：Wi-Fi環境◎、英語も通じやすい
- おすすめエリア：トンロー、アーリー、サトーン
さらに2024年末に施行された「デジタルノマドビザ」により、最大1年間の滞在が可能に。2025年現在、世界中のノマドが集まり、現地コミュニティも活発です。
3. 第2位：ホーチミン（ベトナム）
急成長を遂げているベトナムの中心都市、ホーチミン。生活費の安さと、カフェ文化の充実が魅力で、ノマド初心者から経験者まで幅広く支持されています。
- 生活費の目安：月7〜12万円程度
- ノマド環境：カフェWi-Fi◎、物価の安さが魅力
- おすすめエリア：1区、3区、タンビン区
ベトナム政府もノマド受け入れに積極的で、観光ビザを繰り返すノマドが多かった実情から、デジタルノマド向けビザの法整備が進行中。2025年はその過渡期となっています。
4. 第3位：バリ島（インドネシア）
美しい自然とスピリチュアルな空気に包まれたリゾート地、バリ島。
とくにチャングーやウブドは、ノマド向けのカフェやコワーキングスペースが点在し、欧米人ノマドにも人気です。
- 生活費の目安：月8〜13万円程度
- ノマド環境：自然＋Wi-Fi環境◎、欧米人も多い
- おすすめエリア：チャングー、ウブド、サヌール
インドネシア政府は「ノマドビザ（5年有効）」を導入済みで、今後さらに長期滞在者が増加する見込みです。海、緑、文化に囲まれながら働きたい人には最適です。
5. 第4位：クアラルンプール（マレーシア）
多文化が融合したマレーシアの首都、クアラルンプール。物価は比較的安く、それでいて都市インフラは非常に整っているという、バランス型の都市です。
- 生活費の目安：月10〜15万円程度
- ノマド環境：英語が公用語で、外国人にもやさしい
- おすすめエリア：モントキアラ、KLセントラル
2022年に導入された「DE Rantauノマドビザ」は、2025年も継続されており、ノマド専用の認定エリアを活用したサポート制度も整備されています。
6. 第5位：チェンマイ（タイ）
バンコクと並んでタイのノマド人気を支えているのが、北部に位置するチェンマイです。穏やかな気候と自然、落ち着いた生活環境が魅力で、静かに集中したいノマドにおすすめです。
- 生活費の目安：月6〜10万円程度
- ノマド環境：自然環境◎、長期滞在向き
- おすすめエリア：ニマンヘミン、旧市街周辺
2025年もノマド向けのアパートやカフェが充実しており、長期滞在者・定住者が多い落ち着いた雰囲気が特徴です。
まとめ
ノマドライフを送る上で大切なのは、自分のスタイルに合った都市を選ぶことです。
都市部で便利に過ごしたい人にはバンコクやホーチミン、自然の中でゆったり働きたい人にはバリ島やチェンマイなど、それぞれに魅力があります。
2025年現在、アジア各国はノマド受け入れに前向きで、ビザ制度やワークスペースの充実が進んでいることも追い風です。あなたに合った拠点を選び、理想のノマドライフをスタートさせましょう。