物価の安さ、食の魅力、急成長する経済――。
ベトナムは今、世界中のノマドワーカーから注目されている国の一つです。
なかでも、ホーチミンとハノイはノマドに人気の都市であり、それぞれ異なる魅力を持っています。
この記事では、ホーチミンとハノイの生活環境や費用を徹底比較しながら、どちらが自分に合っているのか判断できるように、リアルな情報をお届けします。
ベトナムがノマドに人気な理由とは?
近年、ベトナムはデジタルノマドの新天地として存在感を増しています。
その理由は以下の通りです。
- 物価が安い:日本の約1/3の生活コストで生活可能
- 高速インターネット:主要都市では安定したWi-Fi環境
- カフェ文化が豊か:作業に適したカフェが豊富
- 日本からのアクセス良好:直行便が充実しており、時差も2時間程度
また、ベトナムはビザ取得も比較的簡単で、観光ビザやE-ビザでも1〜3ヶ月の滞在が可能です。
ホーチミンとハノイの基本情報と雰囲気の違い
ホーチミン(南部)

ホーチミンはベトナム最大の都市で、商業の中心地です。
高層ビルが立ち並び、国際的な雰囲気が漂います。
- 気候:一年を通じて暑く湿度も高い
- 街の雰囲気:近代的で賑やか、ビジネス向き
- 英語の通用度:比較的高く、外国人も多い
- ノマド向け施設:多数のカフェやコワーキングスペースあり
ノマドワーカーにとっては、仕事と快適な生活のバランスが取りやすい都市です。
ハノイ(北部)

一方で、ハノイはベトナムの首都であり、文化的・歴史的な魅力にあふれた街です。
- 気候:四季があり、冬は10℃以下になることも
- 街の雰囲気:落ち着いていてローカル色が強い
- 英語の通用度:ホーチミンよりはやや低め
- ノマド向け施設:旧市街を中心におしゃれなカフェが多い
「観光+作業をしたい」人には、ハノイの落ち着いた雰囲気が合っているでしょう。
ノマド生活に必要な月額費用の比較
生活費の目安(1人あたり・1ヶ月)
項目 | ホーチミン | ハノイ |
---|---|---|
家賃(1R/1LDK) | 約40,000〜70,000円 | 約35,000〜60,000円 |
食費 | 約25,000円 | 約20,000円 |
カフェ代 | 約8,000円 | 約6,000円 |
コワーキング代 | 約10,000円 | 約8,000円 |
交通費 | 約2,000円 | 約2,000円 |
合計 | 約85,000〜115,000円 | 約75,000〜100,000円 |
※バイク移動が主流のため、Grab(バイクタクシー)を使うと移動コストは低めです。
ノマドに人気のカフェ&コワーキング施設
ホーチミンおすすめ
- The Workshop:開放感のある人気カフェ。Wi-Fi&電源あり。
- CirCO Coworking Space:外国人ノマドに定評のあるシェアオフィス。
ハノイおすすめ
- Tranquil Books & Coffee:読書しながら作業できる静かな空間。
- Toong Coworking Space:ハノイ各地に展開している大手シェアオフィス。
どちらの都市にも、エアコン完備・高速Wi-Fi・電源席が充実したカフェが豊富にあるため、作業場所に困ることはありません。
ベトナムノマド生活の注意点
ビザについて
現在、観光目的での短期滞在には最大90日間のEビザが利用可能です。
長期滞在を希望する場合は、ビジネスビザの取得やビザランが必要になるケースもあります。
交通・バイクの安全性
バイクの量が非常に多く、交通ルールもあってないようなもの。
Grab(バイクタクシーアプリ)を使えば安全でリーズナブルに移動できます。
食事の衛生面
基本的に問題はないものの、屋台ではお腹を壊すことも。慣れるまではレストラン中心の食生活がおすすめです。
ホーチミンとハノイ、どちらが向いている?
ホーチミンに向いている人
- とにかく便利な都市が好きな人
- 仕事に集中したい人
- 英語でのコミュニケーションを重視したい人
ハノイに向いている人
- ローカルな文化体験を重視したい人
- 静かな環境での生活を好む人
- 少し涼しい気候の方が合っている人
どちらの都市もノマド生活に向いていますが、求めるライフスタイルに合わせて選ぶのが最適です。